頭に限局した痛みの総称で、頭部痛覚神経への刺激によって発生します。
部分的な痛みのものから、頭全体に痛みが発生するものまでさまざまな症状があります。
当院で対応している頭痛は①筋収縮性頭痛。②片頭痛。の2つです。
①筋収縮性頭痛ストレス・眼精疲労などにより、頭に存在している筋肉が持続的に収縮してしまい、
痛覚神経に作用して痛みが発生している状態をいいます。
頭が締め付けられているような感覚があり、首・肩のコリを伴うことが多いです。
重度になればめまいが出現したりします。
②片頭痛頭の皮下血管の拡張が原因で発生する頭痛です。
血管に関係しているということもあり、心臓の拍動に合わせてズーン・ズーンと痛むタイプの頭痛です。
全身の疲労にともなって出現しやすい頭痛です。
※意識障害を伴う頭痛、動けないほど激痛な頭痛、嘔吐を伴う頭痛などの症状がある方は、
脳神経外科等の専門医を受診しましょう。専門医とご相談のうえ、来院してください。
筋収縮性頭痛に対する治療方法は、頭部だけでなく首・肩にかけても丁寧に触診し、緊張している部位や筋肉に対して『はり』をしていきます。
局所の血液循環を改善することで、緊張した筋肉を緩めることができます。
結果として、痛覚神経への刺激を減らして頭痛が改善されます。
片頭痛に対する治療方法は、後頭部にある後頭動脈、コメカミのところにある浅側頭動脈などの血管緊張を緩めるための『はり』をしていきます。血管周囲の組織に『はり』をすることで、緊張状態の血管を緩めていきます。
結果として、血管の柔軟性が戻り拍動性の痛みが改善されます。
治療回数の目安としましては、比較的症状の軽いもの(頭痛になってまだ間もない状態)でしたら、3~5回で緩和されます。
何年も頭痛でお困りの方は、10回以上の治療が必要になることがありますが、毎回の治療で効果を感じていただけるはずです。定期的に治療を続けることで、症状が改善してきます。 毎回状態を相談しながら治療していきましょう。