『不眠』にはいろいろなパターンがあります。
当院では、ほとんどの不眠は『自律神経の過緊張』が原因であると考えており、
ストレスを強く感じている方に多いのが特徴です。
神経質ぎみで、ミスの許されないお仕事をされている方などに多い疾患です。
当院では、この『神経の過緊張状態』をやわらげ、ぐっすりと眠れる状態にしていきます。
毎回の睡眠で『夢』をたくさんみる方は『浅い眠り』の状態が多いと思われます。
朝起きて疲労感が抜けていない感じはありませんか?
通常の睡眠では浅い眠りと深い眠りが交互に繰り返されており、
身体と脳の両方が休めるしくみになっているのですが、自律神経の過緊張により、
浅い眠りが多くなってしまうと、結果的に身体の疲労感が抜けず、
朝起きてもスッキリしないのです。
基本的な治療内容としましては、まず自律神経の過緊張状態を改善するために、頸・肩・背中、腰などに対して『はり』をしていきます。
(患者さんの状態によって治療箇所、刺激量は異なります)
自律神経をリラックスさせるために筋肉の緊張を取り去ります。
さらに、腰にある仙腸関節(骨盤の関節)に対しても『はり』をして、自律神経がリラックスしやすい環境にしていきます。
→右の写真では、右側だけの表示になっていますが、通常は両側の筋肉に対して治療していきます。
この治療をしていくことで、
①筋肉の緊張がほぐれる。→②自律神経の緊張状態が緩和。→③自然な睡眠ができるようになる。→④疲労感が取れて筋肉の緊張がほぐれる。(①の効果になり②・③と続く。)
以上のような好循環にしていくことができます。
不眠症の状態にもよりますが、軽度であれば3~5回。重度の不眠症の場合は10回程度で効果を実感いしていただけると思います。
状態が改善した後も、月に1~2回程度のメンテナンスをお勧めします。