月経の開始は思春期になって女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)や
プロゲステロン(黄体ホルモン)の産生が増加し、
LHサージ(黄体刺激ホルモンの急上昇)が起こることで始まる。
一旦月経が開始されれば通常28日~30日周期で月経が繰り返される。
数日のズレ程度はもんだいになりません。
月経不順とは、通常の月1回の周期をとらず、不定期になるものを指します。
通常の28日~30日を超えます。無月経症とは、月経が無い状態のことで、
通常3カ月程度無いものを言います。
以上のように、月経不順とは、通常の月経周期を超えて不定期に月経が起こることを言います。
18歳まで月経が無い状態のことを「原発性無月経」といいます。
この状態では、器質的な異常や染色体異常が考えられますので、
精密検査が必要ですので、婦人科を受診しましょう。
当院では、『体制ー自律神経反射』理論を応用した形で治療を行なっていますので、上の写真中のピンク色で表示された部位を中心に『はり・お灸』の治療をしていきます。
とくに腰部の治療はとても大切で、この部位の血液循環を改善していくことで、反射的に深部(子宮・卵巣)の調子を整えていくことができます。
現在、ストレス性によるホルモンバランスの不調が増えています。これが原因で月経不順になってしまっている方も少なくありません。ストレスのマネジメントをしていくことで、月経不順が改善してしまう方も多いのです。
当院では、その患者さんの体格・体調・性格・疲労感の程度などを考慮して治療部位、刺激量を変えていきます。臨機応変に対応していくことで治療効果を最大限に出していけるように心がけております。よって、同じ症状・同じ患者さんでも日によって治療内容が異なったりすることがあります。患者さんとしっかりお話をして、その日の治療内容を決めて行きます。