首から肩、背中にかけての広範囲の詰まったような、固まったような不快な感じを総称したもので、触ると重痛い感覚があります。 何もしないで安静にしていても、重い石が肩に乗っているようなとても不快な状態を言います。
原因としては、筋肉の過剰な疲労によるものが最も多いのですが、最近では精神的な疲労(ストレス)や、眼精疲労から首・肩のコリに波及しているものも多いようです。
→写真では右側だけの表示ですが、ほとんどの場合、両側を治療していきます。
青〇で表示したポイントは圧痛の出やすいポイントです。この圧痛ポイントを中心に『はり』をしていきます。
真ん中の黒〇は『第7頸椎』の部位で、いちばん出っ張っている骨です。この骨を中心とした周りの筋肉が障害されやすい筋肉です。
写真の赤で表示した範囲は、首・肩コリが発生しやすい部位ですが、患者さんによっては肩関節、肩甲骨にまで痛みが出現する場合があります。
この場合も、痛む筋肉を特定し、関係している部位に『はり』をしていきます。
血液循環を改善させることを第一目標として治療にあたります。
軽度の首・肩コリであれば、初回の治療で症状が改善します。3回以内の治療でかなり軽くなると思います。
慢性的に何年も前から首・肩コリがあるという方は、5回以上の集中的なはり治療が必要です。生活習慣にもよりますが、5~8回の治療で、とても楽になると思います。
首・肩のコリは一見単純な症状に見えますが、そのままにしておくと精神的な疲労も蓄積してしまい、最終的には『うつ病』などに発展する可能性があります。首・肩コリが気になったらすぐに対処されることをオススメします。