最近よく質問を受けますので、当院の見解として回答させていただきます。
体外受精を予定されている方も多く来院されています。そこで、頻繁に質問される内容です。
『体外受精移植日の前後に鍼灸治療をした方がいいんですか?』
という内容です。当院の治療方針として回答させていただきますので、他院のHPや記事、書籍とは全く関係ありませんのでその点はご理解下さい。
当院の回答としましては、
①体外受精移植前の鍼灸治療=大変オススメ!!
②体外受精移植後(直後)の鍼灸治療=患者さんの個人差はありますがあまりオススメではありません。
という回答です。当院では体性ー自律神経反射理論による鍼灸治療を行ないますので、治療後に子宮卵巣の血流量が増加するような刺激を加えて行きます。
この点だけを聞けば体外受精後はガンガン治療した方がいいんじゃない?と考えられるかもしれませんが、その刺激方法に問題があるんです。
鍼刺激というおのは一瞬チクッとする場合があります。これはストレッサーとなることが考えられます。痛みに敏感な患者さんに対してこのストレッサーを加えることが100%安全であると言いきれないからです。
患者さんの個人差はある。と書いた理由としましては、何度も治療させていただいていて、感覚の度合いといいましょうか、こちらで感受性を把握できている患者さんに対しては臨機応変に治療させていただいております。鍼をすることもありますし、刺さない治療器具で刺激するときもあります。そのときそのときで刺激量を変えて行きます。
痛みの度合いや感受性に個人差があるように、いろいろな患者さんがいるにもかかわらず、すべての方に同じ刺激をしてもいいとは思いません。
しっかりとお話しをさせていただき、その時の体調や不安感などを考慮した上で刺激していきます。来院されたときは、患者さんご本人がどのような考えを持っているのか、しっかりとお聞かせください。
当院は治療者本位での治療。又、患者さん本位での治療。この2つは行ないません。私の治療者の考えと患者さんの考えを融合させてお互い納得いく形での治療を目指していきますので何でもご相談ください。
はしもと鍼灸院『ストレス』『疲労』『美容』対策室
℡:048-257-2249