自律神経失調症という名前は今では良く耳にします。
自分の意志とは関係なく生命活動を維持しているのが自律神経です。交感神経と副交感神経の働きは『脳』によってコントロールされています。
①精神活動をつかさどる=大脳皮質
②生命活動をつかさどる=大脳辺縁系
③自律神経をつかさどる=視床下部
大きくこの3つに分けられます。
自律神経は視床下部にコントロールされています。その視床下部は大脳辺縁系に支配され、大脳辺縁系は大脳皮質に支配されています。
驚き・恐怖などの不快な刺激が起こると交感神経が興奮し動悸や発汗が起こります。この刺激が一瞬ならやがて落ちつき元の状態に戻りますが、長期的に不快な状態が続くと視床下部のコントロール機能が低下して調節できなくなってしまいます。
不規則な生活習慣は自律神経機能にとって大敵です。私たちは昼間には主に交感神経が、夜寝ているときには主に副交感神経が働いています。夜更かしや睡眠不足でこの機能が乱れてしまい、睡眠の時間に交感神経が働いてしまい眠れなかったり、日中に副交感神経が活動して眠気やだるさが出現したりするのです。
この時期は寒さや暑さが混在しています。このような気候的要因も身体の負担となるため体温調節機能(自律神経機能)に大きな負担がかかっています。このような症状に対しては、心と身体をしっかりと休息させることが最も大切です。
以上の内容に当てはまることが多い方や、身体が何かおかしいという方は当院にご相談下さい。
はしもと鍼灸院『ストレス』『疲労』『美容』対策室
℡:048-257-2249