お灸の材料『艾(もぐさ)』について        川口市 はしもと鍼灸院

 

 艾(もぐさ)の原材料は一体何なのでしょう・・・・。

 

 艾はヨモギから作られています。

 

 

 古来、お灸治療に用いられるものは多数選定されてきましたが、ヨモギから作られる艾は他の材料と比較して、人体の皮膚、組織に対する損傷が少ないうえに、爽快感があり、適度な熱刺激を組織に浸透させることができるという理由から今日まで利用されてきました。

 

 日本国内の産地は、伊吹山、標地原(しめじがはら)の産地で収穫されたヨモギが最も上質とされています。現在艾の産地として有名な地方は、長野、新潟、富山、滋賀、秋田、四国ですが、新潟県が全生産量の80%を占めています。

 

 艾の成分は、ヨモギの葉の裏にある柔毛からできています。この柔毛は2つに分けられています。毛茸と線毛というものです。

 

 毛茸(モウジョウ)とは、菊か植物特有のもので、葉の裏面に密生する白い毛のことです。

 

 腺毛は、その中に揮発性の精油を含んでいまして、燃焼させるとチネオールという芳香成分が発するので独特な良い香りがします。

 

 他の材料でお灸をするのと比較しても燃焼温度が低く、人体に緩和で心地よい温熱感を与えます。

 

 当院では、いろいろな種類の『艾』を用いてお灸治療を行なっています。それぞれの症状に応じて、艾の種類、刺激量を変えています。

 

 

何かご不明な点がありましたら当院にご相談下さい。

 

はしもと鍼灸院『ストレス』『疲労』『美容』対策室

 

℡048-257-2249