鍼灸研究の歴史(鍼の白血球に及ぼす影響)  川口市 はしもと鍼灸院

 

 偉大なる鍼灸学の先人たちの研究を紹介します。

 

 今回は影山儀之助先生が昭和11年に医学雑誌に発表した『鍼の血液におよぼす影響』というものを紹介したいと思います。

 

 鍼の刺激をした後で、血液中の白血球数がどうなるか!?というものです。

 

 実験では腰の部位に数か所の鍼をします。1回の鍼で終了するグループと3回続けて鍼をするグループに分けて行ないました。

 

 個体差はあったものの、3回続けて鍼をしたグループの方が白血球数の変化が著名でした。最大で1.5~2倍にまで白血球数が増加した個体もあったようです。

 

 その増加した白血球数が正常値に戻るまでには約7日間かかったとの実験結果を発表しています。

 

 

 以上の内容は、どんなことを証明しているかと言いますと、白血球とは、ズバリ免疫力のこと!!白血球数が増えれば病気になりにくい状態になるということです。鍼治療は、免疫力の低下でお悩みの方にはとても有効な手段であると言えるのです。

 

 さらに、白血球数が正常値にもどるまでには約7日間かかっていることからも鍼治療後の効果も約7日間続くということが分かります。

 

 昭和11年に影山先生が発表された実験結果が、今の鍼灸界に活かされています。ほんとうに素晴らしい功績だと思います。

 

 当院でもこの研究結果を応用した治療を行なっております。寒くなり、風邪ぎみでお悩みの方は当院にご相談ください。

 

はしもと鍼灸院『ストレス』『疲労』『美容』対策室

 

℡048-257-2249