喫煙と健康                川口市 はしもと鍼灸院

 

 『喫煙』はストレス解消などの休息時間にかかせないものとなっている方が多いのではないでしょうか。

 

 日本人の成人男性の喫煙率は、昭和42年(1966年)に83.7%と最高で、その後徐々に減少し平成3年(1991年)には61.2%(女性14.2%)となってきましたが、先進諸国の中では最高です。

 

 たばこの煙からは、吸い口から主流煙、たばこが燃えている部分から出る副流煙とがあります。たばこの薬理作用は、葉に含まれるニコチンが粘膜から吸収されてめまい・吐き気・皮膚や腎臓の血管収縮などをもたらします。

 

 たばこの煙には数千ppmの一酸化炭素が含まれており、血中一酸化炭素ヘモグロビン濃度は著しく高くなります。このため、喫煙する妊婦は、非喫煙女性に比べて流産・死産・早産などが2~3倍多く、新生児の出生時体重は平均200g軽い。

 

 その他、喫煙者は言うまでもなく病気のリスクが高まります。肺がん・胃がん・虚血性心疾患・脳血管障害などです。

 

 精神的ストレスの緩和に多く利用されている『たばこ』。身体の健康も考えながらうまく付き合っていくことを推奨します。