アルント・シュルツの法則と鍼灸治療の関係についてお知らせします。
アルント・シュルツの法則とは、各種刺激によって出現する生体反応を説明する理論で、刺激量によって生体反応が異なる。ということを唱えた法則です。
詳しく説明しますと、以下の通りです。
①ごく弱い刺激を与えると生体機能は鼓舞する。
②中程度の刺激を与えると生体機能は亢進する。
③強い刺激を与えると生体機能は抑制される。
④さらに強い刺激をあたえると生体機能は制止される。
以上の内容から何が分かるかと言いますと、刺激量は、中程度が一番良い!!ということです。鍼治療やお灸治療の刺激も中程度が一番効果的ということなんです。
マッサージやストレッチ体操なども同じで、強い刺激の方が、効いていると思いがちですが、実際はそうではなく中程度(心地よい程度)の刺激量が身体にとっては一番いい刺激なのです。
当院の『はり治療』も同じ理論で行なっております。患者さんの性別、体格、体質、生活環境、性格など。さまざまな状態を考慮した上で鍼の太さや長さ、本数、治療していく部位、刺し方、電気をかける場合は電気の強さ等。さまざまな項目をその場で判断していきます。
例えば、2人の患者さんの症状が同じ(似ている)だったとしても、それぞれの患者さんで治療部位や刺激量が異なる場合があるのです。患者さん一人ひとりに合わせた治療(その患者さんだけのオリジナル治療)を心がけています。
また、この治療内容も日によって異なる場合があります。それは、患者さんの体調や疲労感、緊張感がその日その日で異なるからです。毎回毎回患者さんとお話をして、声のトーンや顔の表情、動き等を見て治療内容を判断していきます。
おかげさまで『鍼の刺激というものは身体に良いものなんだ!!』と実感してもらえた患者さんが少しづつ増えてきました。本当にありがたいことです。私自身、『はり・お灸』の効果を実感してから一人でも多くの患者さんにお伝えしたい。と思っていたので、本当にうれしいことです。
これからも、痛みやストレス、その他さまざまな疾患でお悩みの方のためにがんばっていこうと思っています。
何かご不明な点がありましたら当院にご相談下さい。
はしもと鍼灸院『ストレス』『疲労』『美容』対策室
℡048-257-2249